アメリカの多民族体制 「民族」の創出
五十嵐 武士:編
A5判 360ページ
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-001032-0(4-13-001032-8) C300
奥付の初版発行年月:2000年01月
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-13-001032-0(4-13-001032-8) C300
奥付の初版発行年月:2000年01月
内容紹介
アメリカ合衆国において諸民族集団の「共生」が現実のものとなっているのであれば,「共生」を可能とする「体制」が存在しているのではないか.一線のアメリカ研究者が,ヒスパニック系,アジア系など新・新移民後最新の問題までを射程に,国家統合と差別,民族意識の全体像に迫る.
目次
I 多民族体制のしくみ
1 「民族集団」の形成と多文化主義(綾部恒雄)
2 「移民国家」における「移民問題」(古矢 旬)
3 多民族社会と国民的統合のしくみ(五十嵐武士)
II 多民族体制の展開
4 ユダヤ系アメリカ人のアイデンティティ(馬場美奈子)
5 エスニック・グループと政党(大津留(北川)智恵子)
6 メキシコ系アメリカ人と労働運動(黒田悦子)
III 多民族体制の矛盾
7 日系アメリカ人の再定住とカリフォルニア社会(油井大三郎)
8 フィリピン系退役軍人差別是正の半世紀(中野 聡)
9 アメリカ・インディアンの自意識の多様性(鵜月裕典)
IV 変貌する民族構成
10 世界化する都市とカリブ海系移民(石塚道子)
11 再構築されるエスニシティ(吉原和男)
12 コリアン・タウンの比較研究(原尻英樹)