異文化理解の視座 世界からみた日本、日本からみた世界
A5判 368ページ
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-001036-8(4-13-001036-0) C300
奥付の初版発行年月:2003年04月
価格:5,720円 (消費税:520円)
ISBN978-4-13-001036-8(4-13-001036-0) C300
奥付の初版発行年月:2003年04月
内容紹介
私たちの歴史や文化は世界中の人々に,どのようにみられているのか,また私たちは世界の人々をどのようにみてきたのか.そしていま私たちの文化をどのように発信していくべきか.歴史と文学とを素材に,異文化理解を深めるための方法と研究協力の可能性を追求した国際シンポジウムの記録.
目次
I 異文化理解の視座
世界のなかの日本文化(ドナルド・キーン)
東の技芸,西の技芸(樺山紘一)
II 相互認識のあゆみ
東アジア諸国と日本の相互認識(村井章介)
松下見林の元禄型国際史学(ロナルド・トビ)
ドイツの労働者がみた明治末期の日本(レギーネ・マティアス)
トルコ人の目からみた近代日本(セルチュク・エセンベル)
近代中国人の日本観の変遷(王暁秋)
近代における日韓間の相互認識(姜昌一)
「相互認識」の立て方,語り方について(孫歌)
歴史学と異文化認識(高山博)
III 世界における日本文学の受容
日本古典文学の〈開かれた構造〉(ツベタナ・クリステワ)
世界文学としての「源氏物語」(河添房江)
日本文学とフランス語の出会い(二宮正之)
共通の感受性を求めて(ジョルジュ・アミトラーノ)
政治と恋愛の言説(権寧?臓
宮沢賢治は日本人に生まれて損をしたのか(ロジャー・パルバース)
私小説とは何か(安藤宏)
フランスにおける日本現代文学(ドゥ・シャバンヌ)
異化の祝祭(中地義和)
他国の文学を読む理由(柴田元幸)
補論1 国際化のなかの日本文学研究(伊井春樹)
補論2 異文化交流の文学史へ(小峯和明)