東京大学公開講座
相性
四六判 288ページ
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-13-003102-8(4-13-003102-3) C130
奥付の初版発行年月:2001年01月
価格:2,970円 (消費税:270円)
ISBN978-4-13-003102-8(4-13-003102-3) C130
奥付の初版発行年月:2001年01月
内容紹介
人と人との相性はもちろん,人と生物の相性,生物とそれをとりまく環境との相性,人と物との相性,物同士の相性など,相性の種類は多い.また,相性ほど多くの人々が関心をもちながらも,科学の言葉で説明しにくいものはほかにない.本講座では,相性を主題に,人と人の相性から,先端科学がその本質を明らかにしつつある臓器移植や物質同士の相性まで,多様な関係性について紹介する.
目次
相性・そして恋心——ギリシャ・ローマ文学の場合(逸身喜一郎)
詩人とその妻——光太郎/智恵子・光晴/三千代(今橋映子)
教師と子どもの相性(近藤邦夫)
ぬるま湯的体質に見る人と会社の相性(高橋伸夫)
薬と人の相性——薬に対する感受性の個人差を科学する(杉山雄一)
臓器移植と相性(幕内雅敏)
スギと日本人——人間と自然とのかかわりの変化(古田公人)
土と作物の相性(松本 聰)
相性のよい人工物を求めて——ロボットとバーチャルリアリティの現在(舘すすむ)
異なる物質間の相性——界面で電子の動きを操る(西原 寛)