東京大学公開講座
分ける
四六判 304ページ
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-003103-5(4-13-003103-1) C130
奥付の初版発行年月:2001年05月
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-13-003103-5(4-13-003103-1) C130
奥付の初版発行年月:2001年05月
内容紹介
われわれ人間の日常的な営みには,意識するとしないに関わらず「分ける」「選択する」「区別する」という行為がともなう.「分ける」ことは人間の認識の基本であり,さまざまな複雑な現象を総合的に解き明かしていく際には,「分けて」考えることと「総合的に」理解することが求められる.本書では,さまざまな分野で行われる「分ける」行為を見つめ直す.
目次
民族と国家を分ける?——20世紀の教訓(山内昌之)
真贋を見分ける——江戸時代絵画を例に(佐藤康宏)
「分ける」ビジネスと情報技術の発展(柳川範之)
イスラーム法における分類——「利息」概念を巡って(両角吉晃)
宇宙からの信号を分ける(山本智)
おいしさを分ける感性工学——食品感性工学の展開(相良泰行)
生と死の「分離」と「別離」——認識と死の連関について(一ノ瀬正樹)
命の設計図を理解する——遺伝子クローニングとゲノムプロジェクト(岡山博人)
複雑系内の分子を分ける・視る・量る——健康科学の視点から(今井一洋)
土壌中から汚染物質を分離・分解する微生物(矢木修身)