評伝 スタール夫人と近代ヨーロッパ フランス革命とナポレオン独裁を生きぬいた自由主義の母
工藤 庸子:著
A5判 368ページ
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-010131-8 C3010
奥付の初版発行年月:2016年10月
価格:7,150円 (消費税:650円)
ISBN978-4-13-010131-8 C3010
奥付の初版発行年月:2016年10月
内容紹介
革命勃発時のパリに生き,スタール男爵の妻となったジェルメーヌ——彼女は並々ならぬ情熱で革命に参画し,卓越した政治論を残した.独裁に抗いながら個人の自由を求めつづけたスタール夫人の知的営みとその生涯を,著作の綿密な分析を通して跡づける「知性の評伝」.「近代ヨーロッパ」を問い直す,比類なき挑戦の書.
目次
はじめに
第1章 生い立ち——ルイ16世の大臣ネッケルの娘(1766〜89年)
第2章 革命とサロンのユートピア(1789〜95年)
第3章 政治の季節(1795〜1800年)
第4章 文学と自由主義(1800〜10年)
第5章 反ナポレオンと諸国民のヨーロッパ(1810〜17年)
あとがき
注
年譜
図版出典一覧
人名索引
Madame de Stael et la modernite en Europe
Yoko KUDO