日蓮仏教の社会思想的展開 近代日本の宗教的イデオロギー
A5判 368ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-016024-7(4-13-016024-9) C301
奥付の初版発行年月:2005年03月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-016024-7(4-13-016024-9) C301
奥付の初版発行年月:2005年03月
内容紹介
近代の日蓮仏教は多様な社会思想と結びつき,多彩な展開を示した.田中智学と北一輝におけるナショナリズム,石原莞爾と妹尾義郎における戦争論,牧口常三郎と宮沢賢治における共生思想——本書は,これらの思想家に焦点を当て,日蓮系社会思想の展開を跡付ける.
目次
第一部 日蓮仏教とナショナリズム
第一章 田中智学における超国家主義の思想形成史
第二章 北一輝における信仰と社会思想の交渉
第二部 日蓮仏教と戦争論
第三章 石原莞爾の宗教観と世界最終戦争論
第四章 妹尾義郎における戦争観の変遷とその思想的背景
第三部 日蓮仏教と共生思想
第五章 牧口常三郎の社会思想:共生社会の理論と信仰
第六章 宮沢賢治の共生倫理観:法華経信仰と真宗信仰の相互浸透
終 章 近代の日蓮仏教的社会思想はいかなる思想構造を有していたのか