イスラームの宗教的・知的連関網 アラビア語著作から読み解く西アフリカ
苅谷 康太:著
A5判 364ページ
価格:10,780円 (消費税:980円)
ISBN978-4-13-016031-5 C3014
奥付の初版発行年月:2012年03月
価格:10,780円 (消費税:980円)
ISBN978-4-13-016031-5 C3014
奥付の初版発行年月:2012年03月
内容紹介
西アフリカのイスラーム知識人たちは,宗教的・知的ネットワークをいかに構築してきたのか.18〜20世紀を射程にして,神秘主義教団の開祖アフマド・バンバを軸に張り巡らされた連関の動態を描き出す.アラビア語写本・刊本の分析を礎に,「無文字社会」論,そして「黒いアフリカ」論を根底から問いなおす思想史的考察.
目次
序 章 西アフリカにおけるイスラームの展開
第I部 西アフリカにおけるイスラームの教団的枠組み
第1章 伝統の道——スィーディー・アル=ムフタールとカーディリー教団
第2章 新興の道——ムハンマド・アル=ハーフィズとティジャーニー教団
第3章 単一の道——ムハンマド・アル=ファーディルとその道統
第II部 西アフリカにおけるイスラームの宗教的・知的連関網
第4章 信仰と知——アフマド・バンバの若年期
第5章 直接的関係
第6章 間接的関係
補遺 ムリッド教団のウィルド