日本近世の秩序形成 村落・都市・身分
牧原 成征:著
A5判 402ページ
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-020161-2 C3021
奥付の初版発行年月:2022年09月 / 発売日:2022年09月下旬
価格:8,580円 (消費税:780円)
ISBN978-4-13-020161-2 C3021
奥付の初版発行年月:2022年09月 / 発売日:2022年09月下旬
内容紹介
中世から近世へと日本の歴史の大きな転換期となった豊臣政権期に社会はいかに変容し統合されたのか。そしてそれを実現する権力がいかに成立したのか、全国的・国際的な動向を見渡しながら、地域の変動をもたらした土地制度や社会構造を丹念に分析し、新たな近世的秩序の成立を考察する。
著者プロフィール
牧原 成征(マキハラ シゲユキ)
東京大学大学院人文社会系研究科教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はしがき
序 章 日本近世社会のとらえ方
第I部 近江における近世社会の形成
第一章 中・近世移行期をどうとらえるか――江北の土地制度を中心に
第二章 身分と役――兵農分離像の再検討
補 論 日本近世身分論の原点
第三章 地侍たちのゆくえ
第II部 信州伊那における近世の到来
第四章 虎岩郷の天正検地と土地制度
第五章 十七世紀の年貢収取と村請制
第六章 「山里」村落の社会構造
第七章 虎岩村と飯田城下町
第III部 展望――日本列島における近世の形成
第八章 兵農分離と石高制
第九章 都市の建設と再編
第一〇章 日本の近世化と土地・商業・軍事
結 語 日本近世における秩序形成