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コミンテルン・システムとインドシナ共産党

コミンテルン・システムとインドシナ共産党

A5判 336ページ
価格:7,480円 (消費税:680円)
ISBN978-4-13-026125-8(4-13-026125-8) C302
奥付の初版発行年月:2005年04月

内容紹介

民族・国境をこえて革命をめざした試みであったコミンテルン,その全体像はいまだ充分につかみ切れてはいない.本書はコミンテルンをひとつの「システム」としてとらえなおし,インドシナ共産党との関係を軸に,その戦略と構想,運動の展開と現実との矛盾を明らかにし,現代史における意義を問う.ソ連崩壊後公開された一次史料の精査をふまえた労作.


目次

序 章 「コミンテルン」からコミンテルン・システムへ
第I部 前期コミンテルン・システムの形成過程とインドシナ共産党
第1章 前期コミンテルン・システムの形成と「インドシナ」の包摂
第2章 前期コミンテルン・システムの成熟:システム中枢と周辺部の形成
第II部 前期コミンテルン・システムの中のインドシナ共産党
第3章 インドシナ共産党の成立:システムの稼動とその欠陥の表面化
第4章 インドシナ共産党の再建:前期コミンテルン・システム改革の試み
第III部 後期コミンテルン・システムの中のインドシナ共産党
第5章 後期コミンテルン・システムの形成とインドシナ共産党
第6章 土着化する共産主義運動
終 章 インドシナ共産党にコミンテルン・システムが残したもの


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