麻薬の世紀 ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇
熊野 直樹:著
A5判 272ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026164-7 C3022
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月中旬
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026164-7 C3022
奥付の初版発行年月:2020年03月 / 発売日:2020年03月中旬
内容紹介
ナチス・ドイツと麻薬は密接な関係にあった.阿片とコカを素材としながら,19世紀末から第二次大戦後に至るドイツと東アジアとの関係を描き,独亜通商関係を新たに捉え直す.研究上の空白を埋める一連の史料の発見から,戦後史の謎を解明する.
著者プロフィール
熊野 直樹(クマノ ナオキ)
九州大学大学院法学研究院教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章
第1章 二〇世紀初期における阿片と独亜関係
第2章 ドイツの通商政策の史的展開――バター・マーガリン・満洲大豆
第3章 第二次世界大戦期の独「満」関係
第4章 独ソ戦勃発と独「満」関係――満洲大豆から阿片へ
第5章 「満洲国」の阿片政策とナチス・ドイツの阿片・モルヒネ政策
第6章 ナチ阿片のゆくえ
第7章 阿片と日華賠償問題
補 論 コカと独日関係――第二次世界大戦期を中心に
終 章