江戸町人地の空間史 都市の維持と存続
髙橋 元貴:著
A5判 400ページ
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026247-7 C3021
奥付の初版発行年月:2018年06月 / 発売日:2018年06月下旬
価格:7,700円 (消費税:700円)
ISBN978-4-13-026247-7 C3021
奥付の初版発行年月:2018年06月 / 発売日:2018年06月下旬
内容紹介
近世最大の城下町江戸が,どのようにかたちづくられ維持されてきたのか.商業・手工業・流通・労働などの諸活動を担った町人地,町方社会とその空間を明らかにする.人的かつ動的にささえる都市の基盤であった道や堀川を素材に,維持と存続の観点から都市空間を描き出す.
著者プロフィール
髙橋 元貴(タカハシ ゲンキ)
東京大学大学院工学系研究科特任助教
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序
第I部 空間史研究への視座と城下町江戸
第1章 江戸町人地研究と本書の視角
第2章 江戸の都市史研究と建築史学
第II部 江戸町人地と道
第3章 道支配と管理体制——町人地における歴史的展開
第4章 道と「持場」——維持管理の空間構造
第III部 江戸町人地と堀川
第5章 堀川の空間動態と存続——「古町之川岸」の実像
第6章 江戸河岸の片影——神田堀と材木仲買
第IV部 都市空間をささえる人びと
第7章 境界領域の規制と空間認識——沽券地・庇地・公儀地
第8章 町空間の再生産と民衆世界——鳶人足と火災復興
終 章 江戸町人地の空間構造,その史的段階
A Spatial History of Edo's Commoner District: the Maintenance and Continuity of the City
Genki TAKAHASHI