明治国家と宗教
A5判 384ページ
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-026601-7(4-13-026601-2) C302
奥付の初版発行年月:1999年06月
価格:6,600円 (消費税:600円)
ISBN978-4-13-026601-7(4-13-026601-2) C302
奥付の初版発行年月:1999年06月
内容紹介
明治国家は宗教をどのように自らの政策体系の中に位置づけていったのか.雑多なものが国家と宗教との関係へと整序されていく19世紀の観念を論じ,そしてその変容として,20世紀に入り宗教がどのように語られてきたのかを言説の次元で分析する.
目次
はじめに
第1部 19世紀——宗教の生成/「国家と宗教」の制度化
第1章 一九世紀日本における宗教の成立
第2章 伊藤博文の憲法調査
第3章 キリスト教公許構想と教導職の廃止
第4章 教皇使節の来日
第5章 「神社改正之件」の成立
第6章 明治憲法の制定
第2部 20世紀へ——宗教の変容/「国家と宗教」の転形
第1章 20世紀日本における宗教の変容
第2章 神祇官設置運動と「神社改正之件」
第3章 古社寺保存・社寺上地林還付・神祇官設置
第4章 宗教法案の不成立と神社局・宗教局の成立
第5章 「神社改正之件」の崩壊
第6章 神社合併と三教会同——20世紀への転形
おわりに