膨張する帝国 拡散する帝国 第二次大戦に向かう日英とアジア
石田 憲:編
A5判 272ページ
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-030144-2
奥付の初版発行年月:2007年04月
価格:5,060円 (消費税:460円)
ISBN978-4-13-030144-2
奥付の初版発行年月:2007年04月
内容紹介
1930年代からの日本帝国の膨張は,イギリス帝国との緊張関係を招き,アジアにも様々な反応を引き起こした.そのことは,第二次世界大戦にいかなる影響を及ぼしたのか.日英両帝国の膨張・対立とアジアの対応という視点から,戦争への道を捉え直す.
目次
第一部 日英両帝国の膨張・対立と戦争への道
第一章 汎アジア主義における「インド要因」——日本帝国経済再編とディアスポラによる反英の論理(松浦正孝)
第二章 帝国経済の対立と宥和——日印会商をめぐる日英印の三国関係(籠谷直人・木谷名都子)
第三章 帝国と介入——ヨーロッパとアジアにおけるイギリス国際金融政策(石田 憲)
第二部 アジアの論理と戦争の世界化
第四章 拡散する帝国ネットワーク——廈門における台湾籍民の活動(鍾淑敏)
第五章 日本帝国の膨張と朝鮮知識人——東亜協同体論と内鮮一体論をめぐって(趙景達)
第六章 世界化する戦争と中国の「国際的解決」戦略——日中戦争、ヨーロッパ戦争と第二次世界大戦(鹿錫俊)