正犯・共犯論の基礎理論
A5判 448ページ
価格:9,680円 (消費税:880円)
ISBN978-4-13-031174-8(4-13-031174-3) C303
奥付の初版発行年月:2002年03月
価格:9,680円 (消費税:880円)
ISBN978-4-13-031174-8(4-13-031174-3) C303
奥付の初版発行年月:2002年03月
内容紹介
日本の刑法学の通説が前提としてきた「正犯・共犯」に関する思考枠組みは自明のものなのか.本書は,故意作為犯を素材として,従来まとまって議論されてこなかった正犯・共犯論と結果帰属論とを一体化して検討し,共犯論における処罰可能範囲と共犯規定適用の限界を明らかに
目次
序 問題提起と本書の課題
第一章 わが国の判例における正犯論と結果帰属論の関係
第二章 正犯概念と因果関係論・結果帰属論の関係についての歴史的検討
第三章 間接正犯の構造——行為支配説の検討
第四章 介在事情と背後者の行為との関係
第五章 介在事情の性質
第六章 「介在」の意義
第七章 広義の共犯成立の限界
終章 本書の結論