アメリカ独占禁止法 第2版
価格:6,160円 (消費税:560円)
ISBN978-4-13-032367-3 C3032
奥付の初版発行年月:2012年03月
世界の競争法のモデルとして,日本をはじめ各国に大きな影響を与えてきたアメリカ独占禁止法(反トラスト法)を網羅的に解説した概説書.法律の概要紹介に加え、個別と全体のバランスを見据えた判例分析,および日本の独禁法との比較を通じて,全体像を分かりやすく説き明かす.最新の動向にあわせて大幅に増強した待望の改訂版.元アメリカ司法省反トラスト局長クリスティン・バーニー氏が推薦する.
【クリスティン・バーニー氏推薦文】
「アメリカ反トラスト法は,120を超える国の競争法の大部分の起源である.競争法のグローバル化は加速しており,アメリカ反トラスト法の基本原理の理解なくして多国籍企業への助言はできない.本書は,新しい判例や執行実務,最新の重要論点の紹介をしつつ同法の核心要素を明快に解説する待望の書である.松下教授と渡邉弁護士は,卓越した学者や法曹として同法の発展を長きにわたり注視しており,『アメリカ独占禁止法〔第2版〕』は,世界の競争法をリードするアメリカ反トラスト法について信頼できる解説書を求める学生・実務家・学者には必携の一冊である.」
(クリスティン・A.バーニー〔Christine A. Varney〕−クラバス・スウェイン・ムア法律事務所パートナー/元アメリカ司法省反トラスト局長/元アメリカ連邦取引員会委員)
目次
第1章 反トラスト法の概要
第2章 執行機関と執行手続の概要
第3章 カルテル
第4章 独占
第5章 合併・企業結合
第6章 取引拒絶
第7章 一手販売契約・排他的特約店契約
第8章 垂直的テリトリー制限・ロケーション制限・顧客制限
第9章 抱き合わせ契約
第10章 再販売価格維持・委託販売契約
第11章 略奪的価格
第12章 域外適用
第13章 手続管轄権の域外適用
第14章 知的財産権と反トラスト法
第15章 私的訴訟