現代中国の構造変動
ナショナリズム−歴史からの接近
西村 成雄:編
A5判 280ページ
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-034123-3(4-13-034123-5) C333
奥付の初版発行年月:2000年03月
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-13-034123-3(4-13-034123-5) C333
奥付の初版発行年月:2000年03月
内容紹介
現代中国の構造変動を歴史的パースペクティブの中でどう位置付けることができるか.国民国家統合と中華民族的凝集という中国ナショナリズムの2つの源泉に注目し,中華帝国から国民国家に転生した20世紀前半期の中国社会を規定する構造を解明する.
目次
序 章 20世紀史からみた中国ナショナリズムの二重性(西村成雄)
第1章 20世紀システムとしての中国ナショナリズム(村田雄二郎)
第2章 政治的ナショナリズムと地方行政制度の革新(曽田三郎)
第3章 中国イスラーム新文化運動とナショナル・アイデンティティ
(松本ますみ)
第4章 不平等条約撤廃と対外ナショナリズム(副島昭一)
第5章 近代的国民経済の形成とナショナリズム(久保 亨)
第6章 近代天津の都市コミュニティとナショナリズム(貴志俊彦)
第7章 ナショナリズムと抗戦期の地域権力(安井三吉)
終 章 20世紀中国における人民・国民・公民(古厩忠夫)