現代インド
溶融する都市・農村
A5判 338ページ
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-13-034302-2 C3330
奥付の初版発行年月:2015年02月
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-13-034302-2 C3330
奥付の初版発行年月:2015年02月
内容紹介
インドにおいて,今や「躍進する都市」と「停滞する農村」という二項図式は成り立たず,両者の溶融関係が明らかになりつつある.農村と都市および両者の産業的相互関係を軸に,それぞれの社会における構造的変動,階層間格差と社会の再編を描き出す.
目次
刊行にあたって
地図
序 論 溶融する都市・農村への視角(水島 司)
第I編 農村社会の変容
第1章 人口・耕地・農業の長期変動とインド農村(水島 司)
[補論1]降水量の変動と農業生産への影響(岡本勝男・堀野豊人)
[補論2]環境問題の見通し(川島博之)
第2章 農村人口動向と地域類型(高橋昭子・水島 司)
第3章 農村発展の類型論(宇佐美好文・柳澤 悠・押川文子)
第II編 都市の経済と生活
第4章 拡大する溶融空間(宇佐美好文・岡本勝男)
第5章 都市の経済活動——製造業と労働市場の視点から(佐藤隆広)
第6章 農村と都市の生活環境(和田一哉)
第III編 農村・都市の境界を越えて
第7章 農村から都市へ——都市経済を支える農村社会(宇佐美好文・柳澤 悠)
[補論3]雇用環境と教育投資(和田一哉)
第8章 学校教育改革——国家,市場,市民社会の間で(押川文子)
[補論4]女性と社会変化——「ジェンダー」と「労働」で切り結ぶインド(喜多村百合)
[補論5]変貌する健康問題(山崎幸治)
第9章 引き続く課題——格差社会の構造(柳澤 悠)
索引/執筆者紹介