スハルト体制のインドネシア 個人支配の変容と一九九八年政変
増原 綾子:著
A5判 332ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036237-5 C3031
奥付の初版発行年月:2010年10月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-036237-5 C3031
奥付の初版発行年月:2010年10月
内容紹介
32年間にわたってインドネシアに君臨したスハルト支配はなぜ脆くも崩壊し,民主化の道を歩むことができたのか?——スハルト体制の成立・変容・崩壊の過程を,鍵となる政権与党「ゴルカル」についてはじめて本格的に解明するなかで描く.理論枠組と実証分析を融合してインドネシアの政治構造を解き明かした,臨場感溢れる政治ドラマ.
目次
第一章 スハルト体制と一九九八年政変をどう考えるか——問題提起と分析視角
第二章 翼賛型個人支配としてのスハルト体制
第三章 一九七〇年代のゴルカル——模索と停滞
第四章 ゴルカルの再編と社会的エリートのリクルート
第五章 巨大与党のジレンマ——自立の試みとその挫折
第六章 スハルト・ファミリーの台頭とゴルカル内部の亀裂
第七章 一九九八年政変とスハルト体制の崩壊
終 章 個人支配の終焉とインドネシアの民主化——敗者なき体制転換