経済学のための数学入門
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-042101-0(4-13-042101-8) C303
奥付の初版発行年月:1996年01月
現代経済学を理解するためには必須の「道具としての数学」を十分に使いこなせるように導く最良のテキスト.「集合」「関数」「位相」「微分」といったものを概念としてきちんと把握し,経済学を構築している「言語としての数学」の習得をめざす.
目次
第1章 基礎的概念
1.1 経済学と数学
1.2 数学と論理
1.3 集合
第2章 実数
2.1 実数とは何か
2.2 実数列とその収束
2.3 有理数体ならびに複素数体
2.4 級数
2.5 関数の極限および連続性
第3章 ベクトル空間
3.1 ベクトル空間とは何か
3.2 ベクトル空間上の様々な構造
第4章 位相と連続関数
4.1 経済学と位相
4.2 距離空間
4.3 Rnにおける点列の収束
4.4 開集合と閉集合
4.5 連続関数
4.6 コンパクト集合
第5章 行列
5.1 経済学と行列代数
5.2 線形写像と行列
5.3 固有値問題とその周辺
第6章 微分
6.1 経済学と微分
6.2 微分(1次元の場合)
6.3 微分(n次元の場合)
6.4 逆関数定理・陰関数定理・比較静学
6.5 補論:逆関数定理と陰関数定理の証明
第7章 最適化理論
7.1 経済学と最適化理論
7.2 制約式のない場合の最適化(1次元の場合)
7.3 制約式のない場合の最適化(n次元の場合)
7.4 等式制約下での最適化
7.5 不等式制約下での最適化
7.6 包絡線定理
7.7 補論:最大値の微分可能性
第8章 積分と微分方程式
8.1 経済学と積分・微分方程式
8.2 積分
8.3 微分方程式
8.4 積分の存在証明
練習問題の解答あるいはヒント
参考文献
索引