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公共社会学2 少子高齢社会の公共性

公共社会学2 少子高齢社会の公共性

A5判 288ページ
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-050178-1 C3036
奥付の初版発行年月:2012年08月

内容紹介

急速に進行する少子化と高齢化のなかで,福祉社会はどうあるべきか.グローバル化,個人化,人口減少,階層的不平等,ジェンダー格差などの諸問題を見据えながら,家族,働き方,ケアの制度と現実を正確に分析し,公正で持続可能な福祉社会の未来を展望する.


目次

序 社会学の再興のために(上野千鶴子)
I 福祉社会の公共性
1 グローバル化と個人化——福祉国家と公共性(武川正吾)
2 「生存権」の論理における共同性——戦後日本における「権利」の言説(冨江直子)
3 コーポレート・ガバナンスにおける分配公正(高橋康二)
4 福祉国家とポスト福祉国家のはざまで——中国の福祉改革のゆくえ(金成垣)
5 後発福祉レジームにおける社会政策——韓国と台湾を比較して(李蓮花)
II 高齢社会の公共性
6 ケアの社会化と新しい公共性(上野千鶴子)
7 ケアワークのジェンダー平等と公共性(山根純佳)
8 介護と相続をめぐる公共性(阿部真大)
9 福祉におけるローカルガバナンス(朴姫淑)
10 福祉NPOと市民参加——NPOは市民参加を促進するか?(山下順子)
III 少子社会の公共性
11 若者の格差—意識とライフコースからの考察(白波瀬佐和子)
12 人口減少社会の地域づくり(赤川 学)
13 ワーク・ライフ・バランスと働き方(佐藤博樹)
14 仕事と家庭における公正——生活時間からみた国際比較(佐藤 香)


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