自然と歴史を活かした震災復興 持続可能性とレジリエンスを高める景観再生
A5判 272ページ
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-060351-5 C3040
奥付の初版発行年月:2021年11月 / 発売日:2021年11月中旬
価格:5,280円 (消費税:480円)
ISBN978-4-13-060351-5 C3040
奥付の初版発行年月:2021年11月 / 発売日:2021年11月中旬
内容紹介
自然と人間との歴史的な関わりが織りなしてきた景観には,災害に対する回復力(レジリエンス)が自らのうちに秘められているのではないか.仙台湾沿岸の植生,動物たち,そして近世以来の人の暮らしが直面した東日本大震災とその後を仔細にたどり,「景観がもつレジリエンス」の可能性に迫る共同研究.
著者プロフィール
原 慶太郎(ハラ ケイタロウ)
東京情報大学総合情報学部教授
菊池 慶子(キクチ ケイコ)
東北学院大学文学部教授
平吹 喜彦(ヒラブキ ヨシヒコ)
東北学院大学教養学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序章 自然と歴史を活かした防災・減災とは(原慶太郎)
1章 砂浜海岸エコトーンの攪乱応答とレジリエンス(平吹喜彦)
2章 自律的な植生再生を活かした砂浜海岸エコトーンの防災・減災(岡 浩平)
3章 震災後の森林にみる攪乱・再生・連続性(富田瑞樹)
4章 居久根の多面的機能性と景観再生(入江彰昭)
5章 海岸林の津波減災効果とその限界(栁澤英明)
6章 海岸林と暮らしの共生――仙台湾岸域の歴史から(菊池慶子)
7章 地域コミュニティ主体の復興とレジリエンス――仙台市宮城野区における住民自治組織の事例(佐々木秀之)
8章 椿の民俗から思考する震災復興の祖型(千葉 一)
寄稿 「自然を活かした防災・減災」のためのスチュワードシップと科学(鷲谷いづみ+カレン・コリガン=テイラー)
終章 「未来を育む震災復興」への道標(平吹喜彦)