ヘルスサポートの方法と実践
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-13-060407-9 C304
奥付の初版発行年月:2007年04月
中高年期における生活の質(QOL)を維持するには,個人に健康づくりへのインセンティブを与え,支援を行う生活習慣病対策や介護予防策が必要となる.その仕組みを構築するための「ヘルスサポート」という概念と,日本における先行事例を紹介する.
目次
第I部 ヘルスサポート学と現代の医療制度
第1章 ヘルスサポートプログラムとは何か
ヘルスサポートプログラムの概念(小林篤)/わが国の医療制度における健康づくりの現状と課題(松田晋哉)/特定健診・特定保健指導について(松田晋哉)
第2章 ヘルスサポートプログラムの方法論
疾病管理プロセス(坂巻弘之)/ヘルスサポートプログラムのための情報インフラ(松田晋哉)/ヘルスサポートプログラムと予測モデル(矢倉尚典)/予防的介入の効果推計への診断群分類の活用
第3章 アメリカにおけるヘルスサポートプログラムの展開(小林篤)
第II部 事例から考えるヘルスサポートプログラム——日本型プログラムの提案
第4章 医療機関をベースとしたヘルスサポートプログラム
総論(松田晋哉)/わかしお医療ネットワーク(平井愛山)
第5章 職域をベースとしたヘルスサポートプログラム
総論(田中政幸・松田晋哉)/冠疾患発症ハイリスク者に対するプログラム(伊藤正人)/「はらすまダイエット」によるメタボリックシンドローム対策(中川徹)
第6章 地域をベースとしたヘルスサポートプログラム
総論(松田晋哉)/糖尿病をターゲットとしたヘルスサポートプログラム(津下一代)/ヘルスサポートプログラムとしての介護予防(西山知宏・矢野純子・松田晋哉)
第7章 民間事業者の取り組み
総論(小林篤)/生活習慣病予防・管理のためのコンソーシアム(古井祐司)/大学発ベンチャー企業によるコンサルティング事業(久野譜也)/喘息テレメディスンシステムの取組み(中村岳)
用語集(田中滋・小林篤・松田晋哉)