都市を上映せよ ソ連映画が築いたスターリニズムの建築空間
本田 晃子:著
四六判 304ページ
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-061143-5 C3010
奥付の初版発行年月:2022年01月 / 発売日:2022年01月下旬
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-13-061143-5 C3010
奥付の初版発行年月:2022年01月 / 発売日:2022年01月下旬
内容紹介
ソ連時代、建築の理想や夢を映し出す一大メディアとなった映画は、社会主義都市のイメージを大衆に浸透させることに成功し、現在にいたるまで人々の「ソ連」のイメージと結びついてきた。映画は首都モスクワをいかに神話化し、解体したのか、スクリーン上の建築物が饒舌に語り始める。
著者プロフィール
本田 晃子(ホンダ アキコ)
岡山大学文学部准教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
序 章
第一章 建築と映画の出会い――『全線』に見るソフホーズの形象
幕間―Ⅰ
第二章 都市は運動する――『新しいモスクワ』に見るスターリンのモスクワ再開発計画
幕間―Ⅱ
第三章 映画は建築する――『輝ける道』と全連邦農業博覧会
幕間―Ⅲ
第四章 地下の宮殿――『僕はモスクワを歩く』と『ナースチャ』における地下鉄空間
幕間―Ⅳ
第五章 宮殿から地獄へ――ポスト・ソ連時代の映画における地下鉄空間
終 章
主要映画作品一覧