What is Tanuki?
佐伯 緑:著
四六判 192ページ
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-13-063379-6 C1045
奥付の初版発行年月:2022年07月 / 発売日:2022年07月中旬
価格:3,630円 (消費税:330円)
ISBN978-4-13-063379-6 C1045
奥付の初版発行年月:2022年07月 / 発売日:2022年07月中旬
内容紹介
タヌキってなに? アライグマやアナグマとどこが違うの? どんな暮らしをしてるの? ほんとうに化けたり化かしたりするの? そして、タヌキにとっての幸せってなに? 大いなる「狸想」を掲げ、「狸念」を重んじ、「真狸」の追究を続けるタヌキ学者が描くタヌキワールドへようこそ!
著者プロフィール
佐伯 緑(サエキ ミドリ)
農研機構畜産研究部門動物行動管理グループ研究員
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
第1章 タヌキの生き方――タヌキの生物学
1 スポーツテスト――身体と感覚
2 生狸学
3 生きざま
第2章 どこから来て、どこへ行く?――タヌキの進化学
1 謎めくタヌキの誕生
2 でかい顔した太古のタヌキ
3 そして極東へ
4 進化が止まらない
第3章 raccoon dog――タヌキの国際学
1 よそ者(外来種)としてのタヌキ
2 運び屋(媒介者)としてのタヌキ
3 売りもの(毛皮)としてのタヌキ
第4章 タヌキは化かすのか?――タヌキの化(ばけ)学
1 「化ける」と「化かす」
2 狐狸
3 日本狸名鑑
4 むかしむかし
第5章 タヌキにまつわる諸問題――タヌキの実学
1 ロードキル
2 餌付け
3 農作物被害
4 外来生物対策
5 野生生物との距離
第6章 タヌキの幸せ、ヒトとの共存――タヌキの総合科学
1 なぜ基礎研究が必要なのか
2 ヒトと環境の包容力
おわりに
巻末エッセイ