Passages 東京大学フランス語教材
価格:2,090円 (消費税:190円)
ISBN978-4-13-082106-3(4-13-082106-7) C308
奥付の初版発行年月:2001年09月
「フランス語を通して世界をみる」という発想で編まれた画期的なフランス語講読教材.映画,インターネット,多文化状況,「言語戦争」,才能と遺伝,地中海——現代世界の多様な風景を,フランス語という新しいパースペクティブから照射する.
目次
1 共和国:フランスからヨーロッパへ
1)人権宣言
2)第五共和国憲法
3)マーストリヒト条約
2 変わりゆく社会
1)休憩はストップウォッチで3分間
2)PACS同性愛者もカップル料金
3)インターネットのプロパガンダ:ポール・ヴィリリオ
3 イマージュと現代世界
1) 映画は真実でなければならない:ジャン・ルノワール
2) 他者の眼差し:クレール・ドゥニ
3) スクリーンの上のアフリカ:ガストン・カボレ
4 われわれは何者か? どこへ行くのか?
1) 経済と環境:シルヴィ・ドレーム
2) オーレリの物語:タン・ラン・カルプアト=リー
3) 才能というイデオロギー:アルベール・ジャッカール
4) 失語症の人が語るとき:ガエタヌ・シャペル
5 多文化主義,多言語主義
1) 金塊:ジャン=フィリップ・トゥーサン
2) ブリュッセルの雨:ウィリアム・クリフ
3) アンティル性のために:エドゥアール・グリッサン
4) 言語戦争:ロラン・ブルトン
6 植民地化,脱植民地化
1) フランス人民よ!:ホー・チ・ミン
2) ギニアの少年の夢:パトリック・ドゥ・ヴォス
3) 奴隷制と植民地化:エメ・セゼール
4) 暴動はなぜ起きるか──アフリカからの手紙:ギィ・ド・モーパッサン
7 諸文明の出会いの場
1) 地中海:アルベール・カミュ
2) 創世記──イサク,ヤコブを祝福する
3) 求めあう敵たち──ヨーロッパとイスラーム:フェルナン・ブローデル
8 移民から市民へ
1) 雇用差別
2) SOS-Racisme:イヴァン・ガストー
3) フランス的統合:ジャクリーヌ・コスタ=ラスクー