アメリカ太平洋研究叢書
迷宮としてのテクスト フォークナー的エクリチュールへの誘い
A5判 320ページ
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-086031-4(4-13-086031-3) C309
奥付の初版発行年月:2004年05月
価格:6,820円 (消費税:620円)
ISBN978-4-13-086031-4(4-13-086031-3) C309
奥付の初版発行年月:2004年05月
内容紹介
「アメリカ近代文学の正典」とされるフォークナーの作品群.「南部の作家」論からニュークリティシズムまで,数々の批評理論がそのうえを通り過ぎたあとでも,人をひきつけて放さない強烈な魅力を発する,作りこまれたテクストの迷宮.その謎に分けいりつつ,その謎の愉へと読者を誘う.
目次
序論 ジェファソンの戦い——1990年代におけるフォークナーの読み方について
I フォークナー的迷宮についての覚書
1章 デザインとしての場所——ニューヨーク/ヨクナパトーファ
2章 フォークナー的迷宮への糸口
3章 クリプトグラフィック・イマジネーション
II 迷宮としてのテクスト
1章 『響きと怒り』
2章 『八月の光』
3章 『アブサロム,アブサロム!』
迷宮の旅は終わることなく——とりあえずの終章