特別支援教育は「特別」なの?
価格:2,530円 (消費税:230円)
ISBN978-4-472-40385-9 C0037
奥付の初版発行年月:2009年03月
特別支援教育のために教員は何を学べばよいのか? 本書では、指導の難しい子どもの行動を理解するために、「高機能自閉症児」「アスペルガー障害児」「学習障害児(LD)」「注意欠陥多動性障害児(ADHD)」などの発達障害児の特性をやさしく解説する。学校現場での子どもへの関わり方も提示。実際の指導で役立つ一冊である。
目次
第1章 特別支援教育とは
1 特別支援教育は「特別」なものではない
2 特別支援教育のために教員は何を学べばよいのか?
3 特別支援教育とは足もとを見つめなおすこと
第2章 自閉症(高機能自閉症・アスペルガー障害)
1 広汎性発達障害
2 自閉症とは
3 高機能広汎性発達障害の子どもたち
第3章 学習障害
1 学習障害(LD)とは
2 読み・書き・算数の障害
第4章 注意欠陥多動性障害
1 注意欠陥多動性障害(ADHD)とは
2 注意欠陥多動性障害の子どもたち
3 注意欠陥多動性障害と医療
第5章 被虐待児
1 虐待とは
2 発達障害児と虐待
3 被虐待児の示す障害
4 被虐待児へのケアと指導
第6章 教室での指導の進め方
1 指導の基本
2 教科等指導の実際(指導のヒント)
第7章 特別支援教育のシステム化
1 学校でのシステム化のねらい
2 校長のリーダーシップ
3 校内委員会の果たす役割
4 特別支援教育コーディネーターの役割
第8章 制度としての特別支援教育(残された課題)
1 特別支援教育の理念
2 特別支援学校における取組
おわりに
巻末資料
1 文部科学省初等中等教育局長通知「特別支援教育の推進について」
2「反抗挑戦性障害」「行為障害」「反社会性パーソナリティー障害」のDSM-Ⅳによる診断基準