高等教育シリーズ170
学生の学びを測る ─アセスメント・ガイドブック─
価格:5,500円 (消費税:500円)
ISBN978-4-472-40491-7 C3037
奥付の初版発行年月:2015年09月 / 発売日:2015年09月中旬
社会の急速な変化にも対応できる教育の質が求められている。学生の学びの質を保証するにはどのように学習目標を立て、アセスメントを行えばいいのだろうか。アセスメントの計画策定から、ルーブリックやテストなどのツールの使い方と結果の分析・活用法まで、アセスメントを大学文化として根付かせる方法を詳しく解説する。
リンダ・サスキー(サスキー,L.)
タウソン大学のアセスメント & IR研究所の副所長、および全米高等教育アセスメントフォーラムのディレクター、アメリカ合衆国中部大西洋地域の大学の認証評価機関である中部州高等教育委員会副会長などを務める。現在は、高等教育アセスメントに関するコンサルテーション、講演、著作活動を行っている。ジョンズ・ホプキンズ大学の定量研究の分野で学士学位を取得し、アイオワ大学の教育測定・統計学の修士学位を取得している。
齋藤 聖子(サイトウ キヨコ)
独立行政法人大学評価・学位授与機構研究開発部准教授。聖心女子大学文学部教育学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。博士(学術)(東京大学)。主な著書に『大学評価文化の定義―日本の大学教育は国際競争に勝てるか?』(分担執筆、ぎょうせい)など。
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
日本語版への序文
はしがき
序文
謝意
導入
第1部 アセスメントについて理解する
第1章 アセスメントとは何か
第2章 どうすれば学生の学習についてアセスメントを行えるか
第3章 優れたアセスメントとは何か
第2部 アセスメントを成功させる計画策定
第4章 なぜ学生の学習についてアセスメントを行うのか
第5章 アセスメント文化への鍵:目に見える重視と尊重
第6章 時間、インフラストラクチャーおよびリソースを提供してアセスメントの取り組みを支援する
第7章 アセスメント・プロセスを組織する
第8章 学習目標を策定する
第3部 アセスメントツールボックス
第9章 採点の指針またはルーブリックによるアサインメントの設計と評価
第10章 効果的なアサインメントの作成
第11章 従来型テストの作成
第12章 態度、価値観、気質、思考習慣のアセスメント
第13章 アセスメント情報をポートフォリオとして整理する
第14章 市販のテストまたはサーベイの選定
第4部 アセスメント結果の理解と活用
第15章 ベンチマークまたは基準の設定
第16章 アセスメント結果の要約と分析
第17章 内外の利用対象者とのアセスメント結果の共有
第18章 アセスメントの結果を効果的かつ適切に活用する
第19章 勢いを持続させる
参考文献
推奨文献
アセスメントに関するリソース
著者について
訳者あとがき
索引