学生のためのIT入門
価格:1,980円 (消費税:180円)
ISBN978-4-501-53400-4(4-501-53400-1) C3055
奥付の初版発行年月:2001年12月 / 発売日:2001年12月上旬
文系・理系を問わずパソコン入門テキストに最適
パソコンの基礎から,Wordによる文書作成,Excelによる表計算・データベース,PowerPointによるプレゼンテーション,インターネット・電子メールまで,パソコン操作で必要となる項目をすべて網羅し,特に重要な項目を厳選して平易に解説。身近な例題を取り上げ,演習形式による解説で理解が深まる。高校,大学等のテキストや,初学者の独習書として最適。WindowsXP,OfficeXP対応
最近,IT革命という言葉が頻繁に使われるようになりました。IT(Information Technology)すなわち情報技術を使って,社会のシステムを変えていこうという動きです。
政府も景気回復の柱として推進しています。特に,平成13年度中に全国で550万人を対象にして,IT講習会が行われています。これから,情報技術を中心として大きく社会が変わっていくでしょう。
このような社会において,パソコンの利用方法を学び,情報処理の技術を待たないと,必要な情報を得られないなど,社会生活において,大きな不利益を被ることになります。すなわち,デジタルデバイド(情報格差)を生じることになります。
高性能のパソコンが非常に安価になり,家電並みに普及してきました。すでにパソコンをお持ちになり,インターネットでいろいろな情報を取得し,電子メールで情報のやりとりをしている学生諸君も多いと思いますが,さらにパソコンのいろいろな使い方について学習し,利用範囲を広げましょう。
本書では,大学や専門学校において,パソコンを各科目の学習に利用し,また,卒業後,社会に出て仕事に携わるときに必要なパソコンの利用技術についてまとめたものです。
MS-Office XPを中心として,次の項目から構成されています。
1.パソコンの概要と基本操作
2.Wordによる文書の作成
3.Excelによる計算表とグラフの作成,データベースの利用
4.PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成
5.インターネットの利用
これだけマスターすれば,一応パソコンを使った情報処理はできると思います。紙数に制限があるため,個々の項目については割愛した部分も多いですが,これについては他書で学習し,パソコンを使いこなせるようにしていただきたいと思います。
本書は,大学や専門学校におけるパソコンのテキストとして作成したものですが,パソコン利用の独習書としても使えるように,わかりやすく解説しました。本書によりパソコンに使い方について学習し,パソコンを使いこなし,学習や仕事に役に立てていただきたいと思います。
本書の執筆を勧めていただいた東京電機大学出版局編集課長植村八潮さん,および編集の労を執っていただいた松崎真理さんに心からの感謝の意を表します。
平成13年11月
著者しるす
目次
第1章 パソコンの概要
第2章 パソコンの基本操作
第3章 文章の入力と修正
第4章 通知文の作成
第5章 文章作成のテクニック
第6章 Excelによる小遣集計表の作成
第7章 表計算のテクニック
第8章 Excelによるデータベース
第9章 Excelの応用
第10章 PowerPointによるプレゼンテーション資料の作成
第11章 インターネット