思想*多島海シリーズ16
事件の現象学 1 非日常性の定位構造
前野 佳彦:著
四六判 320ページ 上製
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-588-10016-1 C1310
奥付の初版発行年月:2009年11月 / 発売日:2009年11月中旬
価格:4,180円 (消費税:380円)
ISBN978-4-588-10016-1 C1310
奥付の初版発行年月:2009年11月 / 発売日:2009年11月中旬
内容紹介
都市には昼の顔と夜の顔がある。都市に生きる直立歩行人(ホモ・エレクトゥス)にも昼の歩行と夜の歩行がある。日常性を求めて昼の生活圏を歩いた散歩人(ホモ・アンブランス)は、宵闇にまぎれ、流通の豊饒なる夜と溶融するとき、事件蒐集家たる遊歩者へと変容する。都市の豊饒のその普遍的な闇から、〈運命〉〈因縁〉〈天命〉の夢が紡がれてゆく……。『散歩の文化学』の姉妹編。 【哲学思想・都市論】
出版部から一言
都市の日常性は散歩に象徴されている。一方、事件は都市世界の非日常性の位相を表わす。