西洋精神史における言語観の変遷
松田隆美:編著
A5判 320ページ 並製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-7664-1066-2(4-7664-1066-1) C3080
奥付の初版発行年月:2004年03月
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-7664-1066-2(4-7664-1066-1) C3080
奥付の初版発行年月:2004年03月
内容紹介
哲学、言語学、西洋古典学、イスラーム哲学等の専門家による学際的研究の成果。『西洋精神史における言語観の諸相』に続く第二論集です。
様々な視点を相互利用して、西洋の言語観の変遷を比較思想史的文脈で捉え直しています。
松田隆美
1958年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、中世英文学、思想史。
飯田隆
1948年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、哲学。
西山佑司
1943年生まれ。現在、慶應義塾大学言語文化研究所教授。
専攻は、意味論・語用論・言語哲学。
北原久嗣
1965年生まれ。現在、慶應義塾大学言語文化研究所助教授。専攻は、理論言語学。
高橋通男
1940年生まれ。現在、慶應義塾大学言語文化研究所教授。
専攻は、西洋古典学。
西村太良
1949年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、西洋古典学。
堀江聡
1958年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、古代ギリシア、イスラ−ム、西欧中世の新プラトン主義哲学。
中川純男
1948年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、西洋古代・中世哲学
岩波敦子
1962年生まれ。現在、慶應義塾大学理工学部助教授。
専攻は、ヨーロッパ中世史。
齋藤慶典
1957年生まれ。現在、慶應義塾大学文学部教授。
専攻は、現象学、西洋近・現代哲学。
勝又直也
1970年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。専攻は、中世ヘブライ文学。
野元晋
1961年生まれ。現在、慶應義塾大学言語文化研究所助教授。専攻は、イスラーム思想史。
目次
はじめに 松田隆美
記述について 飯田隆
意味、真理条件、認知 西山佑二
人に具わる知識の種子
プラトンの問題に対するチョムスキーの試み 北原久嗣
ホメ−ロスの言葉と詩人たちの解釈 II
三つのハパクス・レゴメナ 高橋通男
「若きの花」の変容
Pindaros Pyth.IV 158 西村太良
ペトラス・ニコラウス羅訳『アリストテレスの神学』
第一章・第二章 堀江聡 訳
意味と指示
トマス『真理論』から 中川純男
誓い
ヨーロッパ中世における言葉の力 岩波敦子
説教の視覚言語
ロバート・ホルコット『教訓的逸話集』
(Moralitates)と寓意擬人像の伝統 松田隆美
言語が語り出されるとき…(I) 斎藤慶典
アラビヤ語の卓越性に関する少数派文学の葛藤 勝又直也
初期イスマーイール派の神の言葉論
スィジスターニの「神の[創出の]命令の議論について」及び他二篇和訳
野元 晋