三十年一日 百花誰が為に開く
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-7664-1070-9(4-7664-1070-X) C34
奥付の初版発行年月:2004年03月
会計理論研究の碩学、笠井昭次教授の初の随筆集。恩師山桝先生のこと、通信教育部での授業、海外留学での想い出などを熱く、激しく、ときにユーモラスに語る。人間・笠井昭次を伝える一冊。
慶應義塾大学商学部教授。
主な著書に『会計の論理』(税務経理協会、2000年)、『現代会計の潮流』(編著、税務経理協会、1996年)『会計構造の論理』(税務経理協会、1994年)、『会計的統合の系譜』(慶應義塾大学出版会、1989年)、『会計構造論の研究』(同文舘、1986年)など。
目次
I 慶應義塾大学から学ぶ
慶應義塾大学商学部と自由闊達な研究雰囲気
II 恩師・先学を憶う
ある日の教室
山桝忠恕先生を偲んで
茂木虎雄先生のご退職によせて
茂木虎雄先生の人と学問
あすなろに徹し切った研究者、山桝忠恕先生
山桝忠恕先生の人と学問
泉谷勝美先生の人と学問
黒川行治氏の義塾賞受賞によせて
III 講義で共に育つ
講義が楽しい
共育を目指して
二〇〇一年度「会計学」の講義を振返って
サマースクーリングと私
IV ゼミで自己を知る
自己を知るということ
研究会の意義
最近思うこと
ある日のゼミナール
ゼミナールのレーゾン・デートル
塊より始めよ
V 研究を生きる
校正の楽しみ
『象は鼻が長い』
日本語という障壁
私の内なる道祖神
学び始めの頃
「自信」喪失の奨め
自己評価は評価にあらず
VI ものを書く・本になる
『会計構造論の研究』序文(抜粋)
『会計的統合の系譜』序文(抜粋)
『会計的統合の系譜』を上梓して
『会計構造の論理』序文(抜粋)
『会計の論理』序文(抜粋)
『会計の論理』出版について思うこと
VII 異郷に遊ぶ
鍵と家と都市と
ロットヴァイルにて
西ドイツにて
身に付くということ−西ドイツの思い出
VIII いろいろ書いてみる
複写文化について
表現形式としての「マンガ」に関する一試論
公共的会計人の意義
塾生の公認会計士志向の現状
第三回大学院生簿記・会計学研究報告大会案内状
年賀状等
IX 慶應義塾大学を修了する
退任の辞
おわりに−母を偲ぶ