慶應義塾大学教養研究センター叢書13
感情資本主義に生まれて ―感情と身体の新たな地平を模索する
四六判変型 120ページ 並製
価格:770円 (消費税:70円)
ISBN978-4-7664-2042-5 C0336
奥付の初版発行年月:2013年03月 / 発売日:2013年04月中旬
価格:770円 (消費税:70円)
ISBN978-4-7664-2042-5 C0336
奥付の初版発行年月:2013年03月 / 発売日:2013年04月中旬
内容紹介
「要領のいい生き方」が最善なのか?
▼1960年代に登場した「感情社会学」とはどのようなものかを紹介し、昨今、注目を集めている「感情労働」などをキーワードに現代社会の問題を論じ、それを打ち破るための著者自身の実践を紹介する。
目次
0 はじめに―エロティック資本の媚態?
1 資本主義に生きること
1-1 資本主義の今
1-2 資本主義の身体―「触る」から「見る」へ
2 感情労働者であること
2-1 1960年代―感情社会学の背景
2-2 感情規則と感情労働
2-3 ホステスと教授
2-4 感情労働と身体
3 エモーション・コンシャスな社会の成立
3-1 感情管理の歴史的な成立―文明化
3-2 明るい感情労働/暗い感情労働―インフォーマル化
3-3 デザインされる感情―マックとマック
4 煽られる自己
4-1 自己啓発への誘惑
4-2 セラピーカルチャーの隆盛
4-3 自己実現という陥穽
5 感情資本主義
5-1 感情資本と社会的再生産
5-2 脱産業化と労働力
5-3 感情と資本主義
5-4 自己・労働・疎外
6 身体性と感情公共性―脱感情資本主義の実践(実戦)へ
6-1 感情公共性と当事者主義―脱感情資本主義の実戦①
6-2 パフォーマティブ社会学の構想―脱感情資本主義の実戦②
7 おわりに
文献案内
謝辞というあとがき