アカデミック・スキルズ
資料検索入門 ― レポート・論文を書くために
価格:1,320円 (消費税:120円)
ISBN978-4-7664-2051-7 C2000
奥付の初版発行年月:2014年01月 / 発売日:2014年01月下旬
大学図書館員が教える役立つ資料の探し方
資料検索について大学生に授業を行ってきた大学図書館員が、レポートや論文執筆を行う際に、役立つ情報をどのように調べたらよいかをまとめたものです。
自分が書こうとするテーマや考えを固めるために必要な資料(根拠や証拠)を検索し、それらを入手するまでの「検索スキル」を身につけてもらうための入門書です。
市古 みどり(イチコ ミドリ)
慶應義塾大学日吉メディアセンター事務長。慶應義塾大学文学研究科図書館・情報学専攻後期博士課程単位取得退学。医学情報センター(現信濃町メディアセンター)におけるレファレンス担当をスタートに、情報リテラシー教育に携わる。その後、信濃町および理工学メディアセンター事務長を経て現在に至る。日吉メディアセンターでは、「KITIE」や「PATH」のプロジェクトのリーダーを務め、2004年から2012年まで、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで開講されている「資料検索法」を担当した。
上岡 真紀子(ウエオカ マキコ)
帝京大学総合教育センター講師。慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒業。同大学文学研究科図書館・情報学専攻後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学日吉メディアセンター勤務時に情報リテラシー教育に出会い、各種セミナーや授業を担当するかたわら、情報リテラシーのためのウェブチュートリアル「KITIE」および、アニメーション教材「PATH」を開発。2010年から2012年まで、慶應義塾高等学校図書室担当として、教科「情報」や卒業研究の支援にたずさわる。
保坂 睦(ホサカ ムツミ)
慶應義塾大学メディアセンター本部勤務。慶應義塾大学文学部史学科、同学部図書館・情報学科卒業。2004年から2011年まで、慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンター・レファレンス担当として勤務し、同キャンパスが開講する授業「資料検索法」の講義を一部担当した。現在、慶應義塾大学メディアセンター本部/国立情報学研究所で電子資源契約に関する業務に従事する。大学図書館における電子資源のあり方を模索中。
上記内容は本書刊行時のものです。市古みどり(いちこ・みどり)[第3、5章、附録執筆]
慶應義塾大学日吉メディアセンター事務長。
上岡真紀子(うえおか・まきこ)[第1、2章執筆]
帝京大学総合教育センター講師。
保坂睦(ほさか・むつみ)[第4章執筆]
慶應義塾大学メディアセンター本部勤務。
目次
はじめに
第1章 レポート・論文を書く
1. レポートや論文はどのような文章なのか
2. レポート・論文を書くためのプロセス
3. 引用の仕方と参考文献の書き方
第2章 情報の種類と評価
1. 情報の生産と流通
2. 情報の評価
3. 情報を批判的に読む
第3章 資料検索の実際――「問い」を立てるまでの情報検索
1. 論文のテーマを決めるまで
2. 「~について」書かれた「図書」を探す
3. 蔵書目録(OPAC)とは何か
4. 蔵書目録の検索
5. 「これは面白い!」に関連する情報を集める
6. 「?」と思うことをみつけるための情報収集
7. 「雑誌論文」を探す
8. 「新聞記事」を探す
9. 「問い」を立てるための資料検索
第4章 統計情報の種類と入手方法
1. データを入手するための前提
2. 統計の種類1――公的統計
3. 統計の種類2――業界統計、民間統計
4. 統計/データの媒体と公開レベル
5. データを入手するためのテクニック
6. データを利用する際の注意点
第5章 資料を入手するには
1. 図書(本)を手にする
2. 他大学の図書館を利用する
3. 公共図書館を利用する
4. 国立国会図書館を利用する
5. 雑誌論文を入手する
6. 購入希望を出す
7. 購入する
附 録 検索の手引き
1. 蔵書目録(OPAC)の検索
2. 論文記事の検索(CiNii Articles)
3. 広く学術的な文献を検索(Google Scholar)
おわりに