日本比較法研究所翻訳叢書70
中東欧地域における私法の根源と近年の変革
A5横 204ページ 並製
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-8057-0371-7 C3332
奥付の初版発行年月:2014年11月
価格:2,640円 (消費税:240円)
ISBN978-4-8057-0371-7 C3332
奥付の初版発行年月:2014年11月
内容紹介
ハンガリー(新民法典成立)、オーストリア(一般民法典200周年)、クロアチア(EU加盟)の他、グルジア、トルコ、ブルガリアの論稿を加え、日本の東欧法研究もドイツ語で紹介した本を日本語に翻訳しました。これらの諸国は、かつての社会主義の時代や最近のEU化のなかでも、独自の法文化を維持し、西欧諸国にはないような独自の法制度を発展させています。わが国では、このような中東欧の法は、ほとんど知られておらず、本書は、その点で貴重な情報を提供するだけでなく、わが国の民法改正にも一石を投じることになるでしょう。
著者プロフィール
奥田安弘(オクダヤスヒロ)
中央大学法科大学院教授、北海道大学名誉教授
国際私法学会理事、アジア国際法学会日本協会理事、比較法国際アカデミー会員
目次
遅れてきた私法法典化―新しいハンガリー民法典―
オーストリア一般民法典200年―古い立法との共生―
EU法の諸原則と国内私法の発展―2013年7月1日に28番目の加盟国となったクロアチア―
19世紀以前のグルジア法の歴史
1926年以降のトルコの近代化における西欧法の継受―特にスイス民法典の継受―
ブルガリア法における非占有担保権―担保権取引に関するモデル法および他の東欧
EU加盟国法を参考とした体制転換国の動産担保権の形成―
日本における東欧法研究