中央大学経済研究所研究叢書69
アジア太平洋地域のメガ市場の統合
長谷川 聰哲:編著
A5判 224ページ 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-2263-3 C3033
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 発売日:2017年03月中旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-8057-2263-3 C3033
奥付の初版発行年月:2017年03月 / 発売日:2017年03月中旬
内容紹介
アジア太平洋地域における地域貿易協定と市場の変化を展望し、今後の地域市場統合に向かう枠組みの課題と制度的枠組みの構築を考察する。日本と他のアジア太平洋地域のメガ市場統合が形成される経済が、国境を越えて付加価値が連結されていくフラグメンテーションと呼ばれる工程分業による付加価値貿易の変化を論じる。こうした市場統合によりもたらされる地域的サプライ・チェーンに及ぶ影響を、理論的、歴史的、実証的に、かつ制度的に精査し、日本をはじめ、アジア太平洋地域が進むべき指針を、この分野の専門家が再検証する。
著者プロフィール
長谷川 聰哲(ハセガワ トシアキ)
中央大学経済学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
〈主要目次〉
第1章 地域貿易協定と付加価値貿易
第2章 ポストTPPの米中関係と世界経済秩序
第3章 TPPのASEANへの影響
第4章 日本のTPP貿易とRCEP貿易―TPPによる対米輸出への影響―
第5章 知的財産権保護と技術移転―ASEAN諸国の貿易データを使用した実証分析―
第6章 中国の経済成長における対外貿易の影響分析―産業連関の視点から―
第7章 中国の都市化と経済成長へのインパクト
第8章 アジア太平洋での経済圏形成の動きとASEANの対応
第9章 工場団地の性格の相違による生産工程の立地変化
第10章 アジアにおける環境サービスと環境企業の現状と展望
関連書
地域貿易協定;地域的サプライ・チェーン;メガ市場統合;フラグメンテーション;工程分業;付加価値貿易;アジア太平洋地域;貿易費用;原産地規則