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弁論集7

西洋古典叢書G118
弁論集7

デモステネス:著, 栗原 麻子:翻訳, 吉武 純夫:翻訳, 木曽 明子:翻訳
四六判変型 464ページ
価格:4,290円 (消費税:390円)
ISBN978-4-8140-0350-1 C1398
奥付の初版発行年月:2022年04月 / 発売日:2022年04月上旬
発行:京都大学学術出版会  
発売:京都大学学術出版会
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在庫あり

内容紹介

本分冊には、演示弁論に分類され「葬礼」と「恋慕」を主題とする2作品、および『序論集』『書簡集』のほか、政敵が妻として迎えた元・遊女に対する公訴弁論を収める。その『ネアイラ弾劾』に見られる「遊女は享楽のために、妾は日々の肉体の慰めのために、妻は嫡出子をなし家中の信頼できる守護のために」は当時のアテナイにおける女性の社会的機能を端的に表現したものとして有名。デモステネスの「全作品」がついに完訳。(全7冊)

著者プロフィール

栗原 麻子(クリハラ アサコ)

大阪大学教授
1968年 青森県生まれ;1995年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程指導認定退学;2000年 京都大学博士(文学);奈良大学講師、大阪大学准教授を経て2017年より現職
主な著書
『互酬性と古代民主制─アテナイ民衆法廷における「友愛」と「敵意」』(京都大学学術出版会);『「世界史」の世界史』(共著、ミネルヴァ書房);『生き方と感情の歴史学─古代ギリシア・ローマ世界の深層を求めて』(共著、山川出版社); Witnesses and Evidence in Ancient Greek Literature (co-au., De Gruyter).

吉武 純夫(ヨシタケ スミオ)

名古屋大学教授
1959年 北海道生まれ;1991年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学;静修女子大学助教授、名古屋大学助教授、准教授を経て2022年より現職
主な著訳書
『ギリシア悲劇と「美しい死」』(名古屋大学出版会);War, Democracy and Culture in Classical Athens (co-au., Cambridge U.P.);『ギリシア喜劇全集5、8』(共訳、岩波書店);デモステネス『弁論集5、6』(共訳、京都大学学術出版会)

木曽 明子(キソ アキコ)

大阪大学名誉教授
1936年 満州生まれ;1967年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了;大阪大学教授、北見工業大学教授を経て 2002年退職
主な著訳書
The Lost Sophocles (Vantage Press); Studies in Honour of T. B. L. Webster, Vol. I (co-au., Bristol Classical Press); “What Happened to Deus ex Machina after Euripides?” (AbleMedia Classics Technology Center); デモステネス『弁論集2』(京都大学学術出版会)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第五十九弁論 ネアイラ弾劾 (栗原麻子訳)
第六十弁論 葬送演説 (吉武純夫訳)
第六十一弁論 恋について (吉武純夫訳)
序論集 (木曽明子訳)
書簡集 (木曽明子訳)

補 註

作品解説
関連地図(1 アテナイのアゴラ 2 アッティカの区 3 ギリシア世界 4 黒海およびその周辺)
固有名詞索引・事項索引/アッティカの祭暦/貨幣制度と度量衡/デモステネス年譜


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