シェイクスピア時代の読者と観客
山田 昭廣:著
A5判 338ページ 上製
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-8158-0748-1 C3098
奥付の初版発行年月:2013年11月
価格:6,380円 (消費税:580円)
ISBN978-4-8158-0748-1 C3098
奥付の初版発行年月:2013年11月
内容紹介
劇場へと通い、書物をめくる人々——。英国史上未曾有の 「演劇熱」 を、推定観客数や戯曲の刊行点数などから捉えるとともに、当時の戯曲本への書き込みを読み解き、読者のリアルな反応を探る。文化史および社会史の両面から、読者と観客の生きた姿に迫る労作。
目次
序 章 シェイクスピアとロンドンの人口
第1章 読者層の形成
第2章 識字率の向上とその演劇的反映
第3章 演劇の興隆と戯曲の読者の誕生
第4章 戯曲の読者 —— その遺墨 (1)
チャップマン、フォード、マーストンの戯曲
第5章 戯曲の読者 —— その遺墨 (2)
シェイクスピアの戯曲
終 章 読者の情熱
付 録
1 ロンドンの人口推定値 —— 山田とサザランドの比較
2 16-17世紀イギリスにおける未成年者の人口年齢構成比
3 表8作成上の諸原則 —— 覚え書
4 シェイクスピア作品の創作年代とその出典等
5 1590年代に出版された戯曲本
6 戯曲本の書式の変遷
7 書き込みの調査一覧表