詳解テキスト 医療放射線法令[第四版]
価格:4,950円 (消費税:450円)
ISBN978-4-8158-1085-6 C3047
奥付の初版発行年月:2022年03月 / 発売日:2022年04月上旬
医療放射線法令の全体像を理解するために、医療法施行規則第4章の内容を、関連通知を含めて体系的に整理。図表や写真を豊富に用いて視覚的・直感的に把握できる本書は、診療放射線技師をめざす学生だけでなく、医療放射線実務のための参考書としても必携。直近の医療法施行規則改正を踏まえた、待望の最新版。
西澤 邦秀(ニシザワ クニヒデ)
名古屋大学名誉教授
出路 静彦(デジ シズヒコ)
岐阜医療科学大学保健科学部教授
伊藤 茂樹(イトウ シゲキ)
熊本大学大学院生命科学研究部教授
有賀 英司(アリガ エイジ)
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院医療技術部課長
南 一幸(ミナミ カズユキ)
藤田医科大学医療科学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
はじめに
本書の構成
第1章 医療法、施行令、施行規則における放射線
1.1 法令の構成
1.2 放射線に係わる法律間の関係
1.3 診療で用いられる放射線の規制
1.4 医療法における放射線
1.4.1 医療法
1.4.2 医療法施行令
1.4.3 医療法施行規則
1.4.4 告示
1.4.5 通知
第2章 届出
2.1 用語と具体例
2.2 法第15条第3項の厚生労働省令で定める場合(第24条)
2.3 X線装置の届出(第24条の2)
2.4 診療用高エネルギー放射線発生装置の届出(第25条)
2.5 診療用粒子線照射装置の届出(第25条の2)
2.6 診療用放射線照射装置の届出(第26条)
2.7 診療用放射線照射器具の届出(第27条)
2.8 放射性同位元素装備診療機器の届出(第27条の2)
2.9 診療用放射性同位元素又は陽電子断層撮影診療用放射性同位元素の届出(第28条)
2.10 変更等の届出(第29条)
第3章 X線装置等の防護
3.1 X線装置の防護(第30条)
3.1.1 X線装置とは
3.1.2 遮蔽及び附加濾過板
3.1.3 透視用X線装置
3.1.4 撮影用X線装置
3.1.5 胸部集検用間接撮影X線装置
3.1.6 治療用X線装置
3.2 診療用高エネルギー放射線発生装置及び診療用粒子線照射装置の防護(第30条の2及び第30条の2の2)
3.2.1 発生装置
3.2.2 粒子線照射装置
3.3 診療用放射線照射装置の防護(第30条の3)
第4章 X線診療室等の構造設備
4.1 X線診療室等の構造設備の概要
4.2 X線診療室の基準(第30条の4)
4.2.1 X線診療室の構造設備の基準
4.2.2 CT搭載車の構造設備
4.3 診療用高エネルギー放射線発生装置使用室及び診療用粒子線照射装置使用室の基準(第30条の5及び第30条の5の2)
4.3.1 発生装置使用室の基準
4.3.2 粒子線照射装置使用室の基準
4.4 診療用放射線照射装置使用室の基準(第30条の6)
4.5 診療用放射線照射器具使用室の基準(第30条の7)
4.6 放射性同位元素装備診療機器使用室の基準(第30条の7の2)
4.6.1 装備機器使用室の基準
4.6.2 装備機器使用室以外での装備機器の使用
4.6.3 その他適切な放射線障害の防止に関する予防措置
4.7 診療用放射性同位元素使用室の基準(第30条の8)
4.8 陽電子断層撮影診療用放射性同位元素使用室の基準(第30条の8の2)
4.9 貯蔵施設の基準(第30条の9)
4.10 運搬容器の基準(第30条の10)
4.11 廃棄施設の基準(第30条の11)
4.12 放射線治療病室の基準(第30条の12)
4.13 標識
4.14 線量等の算定方法
第5章 管理者の義務
5.1 注意事項の掲示(第30条の13)
5.2 使用の場所等の制限(第30条の14)
5.2.1 放射線業務と使用の場所等の関係
5.2.2 放射線診療室における一般的な管理義務
5.2.3 X線診療室における複数のX線装置の使用
5.2.4 X線装置のX線診療室以外の場所における使用
5.2.5 発生装置の手術室における移動使用
5.2.6 照射装置のX線診療室、診療用RI使用室、診療用陽電子RI使用室における使用
5.2.7 照射器具の他の放射線診療室及び手術室、ICU、CCUにおける使用
5.2.8 装備機器について
5.2.9 診療用RIの診療用RI使用室以外の室における使用
5.2.10 照射器具及び診療用RIの放射線治療病室における使用
5.2.11 例外使用が認められている場所と管理責任者の選任
5.3 診療用放射性同位元素の廃棄の委託(第30条の14の2及び3)
5.4 患者の入院制限(第30条の15)
5.5 管理区域(第30条の16)
5.6 敷地の境界等における防護(第30条の17)
5.7 放射線診療従事者等の被曝防止(第30条の18)
5.7.1 放射線診療従事者の被曝の制御
5.7.2 被曝線量の測定並びに実効線量及び等価線量の算定
5.8 患者の被曝の防止及び取扱者の遵守事項(第30条の19及び第30条の20)
5.8.1 患者の被曝の防止
5.8.2 取扱者の遵守事項
5.9 測定(第30条の21及び第30条の22)
5.9.1 X線装置等の測定
5.9.2 放射線障害が発生する恐れのある場所の測定
5.10 記帳(第30条の23)
5.10.1 X線装置等の帳簿と記載事項
5.10.2 RI等の帳簿と記載事項
5.11 廃止後の措置(第30条の24)
5.12 事故の場合の措置(第30条の25)
第6章 限度
6.1 限度の意味
6.2 濃度限度等(第30条の26)
6.2.1 濃度限度
6.2.2 濃度限度の適用方法
6.2.3 管理区域
6.2.4 病院等内の居住区域と敷地の境界における線量限度
6.2.5 一般公衆の線量限度
6.2.6 表面密度限度
6.3 線量限度(第30条の27)
6.3.1 線量限度の種類
6.3.2 実効線量限度
6.3.3 等価線量限度
6.3.4 緊急放射線診療従事者等の線量限度
6.3.5 女子の線量限度変更に伴う書面について
第7章 放射線の安全利用
7.1 安全利用のための体制の整備(第1条の11)
7.2 診療用放射線に係る安全管理の体制についての留意事項
7.3 安全利用のための研修及び保守点検の計画策定と実施
付 録 法令集
1 法律
2 施行令
3 施行規則
4 告示
5 通知
索引
関連書
西澤邦秀/柴田理尋編『放射線と安全につきあう―利用の基礎と実際―』