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水と気候からみたインド史モンスーン経済

モンスーン経済 水と気候からみたインド史

四六判 240ページ 上製
価格:3,960円 (消費税:360円)
ISBN978-4-8158-1176-1 C3022
奥付の初版発行年月:2025年02月 / 発売日:2025年02月上旬
発行:名古屋大学出版会  
発売:名古屋大学出版会
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内容紹介

水への安定したアクセスなしに、熱帯アジアの持続的な経済発展はありえなかった――飢饉やコレラとの闘い、井戸をめぐるカースト間の対立、失業と停滞を生む乾季への対処など、成長のボトルネックとなった過酷な環境との交渉に焦点をあて、西洋とは異なる新たな発展モデルを提示する。

著者プロフィール

ティルタンカル・ロイ(ティルタンカル ロイ)

Tirthankar Roy
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)教授。専門は経済史。India in the World Economy: From Antiquity to the Present(Cambridge University Press, 2012)(水島司訳『インド経済史』名古屋大学出版会、2019年)、The Economic History of India, 1857-2010, Fourth Edition(Oxford University Press, 2020)など多数の著書がある。

小林 和夫(コバヤシ カズオ)

1985年生まれ
2016年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)にてPhD(経済史)取得
日本学術振興会特別研究員(PD)、大阪産業大学経済学部専任講師を経て、
現 在 早稲田大学政治経済学術院准教授
著 書:
Indian Cotton Textiles in West Africa: African Agency, Consumer Demand and the Making of the Global Economy (Cham: Palgrave Macmillan, 2019)
『奴隷貿易をこえて――西アフリカ・インド綿布・世界経済』(2021年、名古屋大学出版会、第44回アジア経済研究所発展途上国研究奨励賞)

上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 謝 辞

第1章 なぜ気候が重要なのか
第2章 水と飢饉
第3章 水と平等
第4章 公共財への道
第5章 都市における水
第6章 水のストレス
第7章 季節性
第8章 モンスーン経済

 訳者解説
 注
 主要参考文献
 索 引


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