調査と社会理論 上 実証研究
価格:13,200円 (消費税:1,200円)
ISBN978-4-8329-6121-0(4-8329-6121-7) C3036
奥付の初版発行年月:2000年11月 / 発売日:2000年11月下旬
スコットランド的ともいわれる北海道農業とその農民の特質を 「来住農民」 「小商品生産者」「家と家族」 「村落と町」 「村落内の社会関係」 「農民の心性」 などの諸キーワードから切 り取り, 1950年代後半から90年代にいたる変動過程を浮き彫りにする.
布施 鉄治(フセ テツジ)
法政大学社会学部教授,北海道大学教育学部附属産業教育計画研究施設長,北海道大学教育学部長などを経て,北海道大学名誉教授.
1995年,逝去.
主要著書:
行為と社会変革の理論: マルクス主義社会学方法論序説(青木書店,1972)
地域産業変動と階級・階層: 炭都夕張/労働者の生産・労働—生活史・誌(編著,御茶の水書房,1982)
現代日本の地域社会(共編著,青木書店,1983)
社会学方法論(共著,お茶の水書房,1983)
倉敷・水島/日本資本主義の展開と都市社会—繊維工業段階から重化学工業段階へ: 社会構造と生活様式変動の論理(編著,東信堂,1992)
目次
【上巻 実証研究】
第 1部 農民の生産意欲
第 1章 農民の生産意欲分析に関する理論的枠組み
第 2章 農業共同化集団の農業の近代化と農民の生産意欲
補 論 われわれの採用しているモノグラフィー法について
第 2部 農民の生活の論理
第 1章 戦後におけるムラの形成過程と村落共同体
第 2章 農民層の「生活の論理」と農村社会再編過程—「村落社会の変化に対する推進力」を考える
第 3部 資本主義の高度成長と農民の「家」および村落社会
第 1章 資本主義の高度成長と「家」および村落社会
第 2章 家族協働・協業体としての「家」と酪農民の生活—日本資本主義の発展と「家」
第 4部 減反政策の展開と農民生活
第 1章 稲作北限地帯における減反政策の展開と農民生活