高等教育の大衆化と私立大学経営 「助成と規制」は何をもたらしたのか
A5判 262ページ 上製
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-86163-138-2 C3037
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月下旬
価格:3,080円 (消費税:280円)
ISBN978-4-86163-138-2 C3037
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年03月下旬
内容紹介
戦後の大学教育において私立大学が果たしてきた役割について、その拡大の過程・経営規模の変化・政府による「助成と規制」の制作から鋭く分析を行なう。
なぜ日本では高等教育の質をめぐる競争メカニズムが働きにくいのかを、学生の選抜度に主な威信の源泉を求める「日本型」エリート私立大学の存在を中心に論考。詳細なデータ分析から、大衆化以前と以後の高等教育システムの転換を探る。
現在の私立大学の隆盛に、国の政策はどのようにかかわってきたのか。我が国の高等教育市場の変遷を知る格好の書。
目次
第1章 研究の目的・枠組み・概要
第2章 私立大学の高等教育市場での行動特性
第3章 1960—70 設置基準の緩和と私立大学セクターの拡大
第4章 1971—75 私学経常費助成と経営危機
第5章 1976—85 高等教育計画下での経営基盤の安定
第6章 1986—92 政策誘導下の再拡大
第7章 結論と課題