鉄の科学史 科学と産業のあゆみ
初山 高仁:著
A5判 210ページ 上製
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-86163-197-9 C3040
奥付の初版発行年月:2012年11月
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-86163-197-9 C3040
奥付の初版発行年月:2012年11月
内容紹介
本書はベックによる大著『鉄の歴史』や中沢護人による『鉄のメルヘン』の成果を継承し発展させたものである。19世紀の後半に登場した大量製鋼法は科学的管理を必要とし、さらには大量の鋼が多用途で使用されることになったことから、用途に適した鉄鋼の性質と製造法を科学的に明らかにする必要が生まれた。本書は、この鉄鋼と関わる諸産業が激変していく中で鉄の科学が進展していく様を詳述したものである。そしてこの鉄の科学を通してギブスを代表とする科学者らが産業上の諸問題と関わる姿についても言及し、物理学革命前夜の科学研究の様相をも描き出している。