教育通義
価格:3,300円 (消費税:300円)
ISBN978-4-86463-010-8 C3037
奥付の初版発行年月:2013年04月 / 発売日:2013年03月中旬
「教育原理」教科書。教員になろうとする人が最初の段階で読むことを想定した講義スタイルによる臨場感あふれる30章。教員採用選考で問われる教育理念、教育史、教育法令、学校経営など教職教養の基本を学ぶ。現場で生かせる論理を磨くために、教育基本法、学校教育法を重点的に解説! 教育を問い直し、考えつつ進む。
高橋 陽一(タカハシ ヨウイチ)
高橋陽一(たかはし・よういち)
1963年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。武蔵野美術大学造形学部教授。日本教育史(国学・宗教教育)を専攻。著書に『美術と福祉とワークショップ』『造形ワークショップを支える─ファシリテータのちから』『新版 道徳教育講義』『教育通義』、監修に『ワークショップ実践研究』、共編著に『造形ワークショップの広がり』『教師論』『教育相談論』(いずれも武蔵野美術大学出版局)、共著に寺崎昌男/編集委員会編『近代日本における知の配分と国民統合』(第一法規出版、1993年)、東京大学史史料室編『東京大学の学徒動員・学徒出陣』(東京大学出版会、1997年)、駒込武/奈須恵子/川村肇編『戦時下学問の統制と動員─日本諸学振興委員会の研究』(東京大学出版会、2011年)ほか。
目次
はじめに
第一部
第1章 教育と教育学
第2章 子どもをめぐって
第3章 子ども観をめぐって
第4章 子殺しとその禁止
第5章 親権の発展
第6章 子どもの権利の発展
第7章 教育という言葉
第8章 学校という言葉
第9章 学校のある古代
第10章 学校のない中世
第11章 学校のある近世
第12章 明治維新と学制の理念
第13章 教育勅語の成立とその理念
第14章 教育勅語以後の教育理念の変容
第15章 戦後教育改革と教育基本法の理念
第16章 教育思想家たち
第二部
第17章 教育基本法の全部改正とその前文
第18章 教育基本法の教育目的と教育目標(第一条・第二条)
第19章 教育基本法の理念と学校規定(第三条―第九条)
第20章 教育基本法における家庭教育から教育行政まで(第十条―附則)
第21章 義務教育の原則
第22章 就学猶予とホームスクーリング
第23章 不登校と多様な教育のルート
第24章 中等教育の格差と一元化
第25章 中等教育と試験
第26章 教育改革と学力論
第27章 高等教育をめぐって
第28章 教育行政の組織と機能
第29章 学校組織と教員
第30章 学習指導要領と教科書と表簿
おわりに