グローバル経済における経営と会計の研究
価格:2,750円 (消費税:250円)
ISBN978-4-87354-488-5 C3034
奥付の初版発行年月:2010年03月 / 発売日:2010年04月上旬
わが国の企業がグローバル化のもとで遭遇する問題を、経営学と会計学の領域から取り上げた好著。具体的には、金融危機、グローバルブランド、給与制度、知的財産マネジメント、会計基準の統一化、連結会計、業績連動型報酬、企業組織再編が、グローバル化のもとでそれぞれ直面する課題を多角的・重層的に究明している。
目次
第1章 最近の金融危機と日本経済 (大武健一郎)
1.日本の戦後経済発展をもたらしたもの
2.アメリカ経済の影響
3.グローバル化における格差問題
4.サブプライム問題
5.大変は大きな変化
第2章 グローバルブランド・コミュニケーションにおける文化的差異 (陶山 計介)
1.グローバルブランドの条件とローカルブランド
2.ブランド世界のターゲット・コミュニケーションと文化
3.グローバルブランド・コミュニケーションの管理と文化
第3章 グローバル化と人事制度 -給与制度を中心に- (伊藤 健市)
1.外資系企業の人事・労務管理
2.IBM給与哲学の大転換
3.日本IBMの給与制度
4.ファイザーの給与制度
第4章 グローバル経営と知的財産マネジメント (西村 成弘)
1.特許マネジメントの史的展開
2.特許のグローバル・オペレーション
第5章 国際化の中での会計の展開 (北山 弘樹)
1.会計基準の国際的統一化の意義
2.会計基準の統一と会計実務の統一
3.文化会計影響仮説の設定
4.文化と会計との関連
5.わが国会計制度におけるIFRSの任意適用
第6章 連結会計と連結納税の現状と在るべき方向 (大倉雄次郎)
1.連結会計
2.連結納税
3.今後の課題:連結監査との関連での減損処理の必要性
第7章 業績連動型報酬の業績指標 -会計利益の利用状況- (乙政 正太)
1.業績連動型報酬の現状
2.業績連動型報酬に関する調査
3.業績連動型報酬のパフォーマンス尺度
4.業績連動型報酬の具体例
第8章 日本の企業組織再編の現状と問題点 (大倉雄次郎)
1.敵対的買収防衛策
2.企業組織再編の実施時の検討項目
3.税制との関連