意味論の内と外 アクィナス 言語分析 メレオロジー
加藤 雅人:著
A5判 276ページ 上製
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-87354-690-2 C3010
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年03月中旬
価格:2,860円 (消費税:260円)
ISBN978-4-87354-690-2 C3010
奥付の初版発行年月:2019年03月 / 発売日:2019年03月中旬
内容紹介
アクィナスのエッセについて、従来の存在論的解釈に対して、論理学や言語分析の概念を用いた意味論的二区分という視点からの再解釈(第一章~第四章、第十章)。中世のメレオロジー(全体‐部分という概念枠)についての本邦初の論考(第五章と第六章)。アクィナスの個体論、魂論についての論考(第七章~第九章)。
著者プロフィール
加藤 雅人(カトウ マサト)
1955年京都府に生まれる。京教大附属高校、京都大学文学部、同大学院博士課程を経て、京都大学博士(文学)。Cambridge Univ.ポスドク&客員研究員。現在、関西大学外国語学部教授
上記内容は本書刊行時のものです。
目次
まえがき
第一章 意味論の内と外
第二章 存在論と意味論
第三章 ‘Socrates est’の言語分析
第四章 エッセ(エンス)は二つの仕方で語られる
第五章 全体と部分:アリストテレスとアクィナス
第六章 全体-部分の形而上学
第七章 「個」の意味
第八章 個体の認識
第九章 知性と意志
Chapter 10(第十章) Semantic and Pragmatic Analyses of Aquinas’ ESSE
参考文献
註
ESSE(ENS, ESSENTIA)の2区分関連テクスト(cf. Veres, 1970)