ダニエル・デフォー研究
干井 洋一:著
A5判 246ページ 上製
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-87354-709-1 C3098
奥付の初版発行年月:2019年11月 / 発売日:2019年12月上旬
価格:3,850円 (消費税:350円)
ISBN978-4-87354-709-1 C3098
奥付の初版発行年月:2019年11月 / 発売日:2019年12月上旬
内容紹介
英国小説の誕生に欠かせない役割を果たしたダニエル・デフォー。彼が取り組んだテーマは多岐に亘っており、小説だけでなく政治や経済に関する著作も出している。本書はデフォー・カノン問題を踏まえつつ、文学理論を援用しながら、英国小説黎明期の作家ダニエル・デフォーを多角的に考察した研究書である。
目次
序
第1部 文学理論とデフォー研究
第1章 デフォーのカノンについて(1)
第2章 デフォーのカノンについて(2)
第3章 文学理論と作品解釈
第4章 文学理論の源流
第2部
第5章 『ロビンソン・クルーソー』解釈の多様性
第6章 『ロビンソン・クルーソー』とポストコロニアル理論(1)
第7章 『ロビンソン・クルーソー』とポストコロニアル理論(2)
第8章 ジャンルを超えた共通性 ―デフォー作品における政治・歴史・文学─
第9章 デフォーの自負と不安 ─デフォーのジェントルマン論を読む─
第10章 デフォーの小説と『完全なる英国紳士』(1)
第11章 デフォーの小説と『完全なる英国紳士』(2)
第12章 ルキアノス風諷刺の系譜と『コンソリデイタ―』
第13章 デフォーが駆使した手法(1)
第14章 デフォーが駆使した手法(2)
第15章 『ロクサーナ』の特異性
初出一覧
あとがき