学術選書017
素粒子の世界を拓く 湯川秀樹・朝永振一郎の人と時代
四六判 235ページ
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-87698-817-4(4-87698-817-X) C1323
奥付の初版発行年月:2006年10月 / 発売日:2006年10月上旬
価格:1,650円 (消費税:150円)
ISBN978-4-87698-817-4(4-87698-817-X) C1323
奥付の初版発行年月:2006年10月 / 発売日:2006年10月上旬
内容紹介
南部陽一郎・小林誠・益川敏英——ノーベル賞に輝いた彼らの業績を【湯川の中間子論から標準理論】へという素粒子論の歩みの中に位置づけ、それが我々に何を教えるのかを考える。素粒子論の解説はもとより、人の営みとしての科学、すなわち人文学を含めた豊かな学びの風土こそ、独創性を育み時代を拓くことを教える、珠玉の科学解説。
目次
新編 はしがき
初版 はしがき
序章……量子力学と原子核の登場まで
第I部 湯川・朝永の拓いたみち
第1章……生い立ち--物理学に志すまで
第2章……湯川の中間子論--未知の荒野へ
第3章……朝永のくりこみ理論--場の量子論の完成3
第4章……戦後の科学復興と平和運動
第II部 湯川・朝永の伝統を育んだもの
第5章……京大教授の息子たち
第6章……一中・三高・京大--独創性を育てたユニークな学校
第7章……量子物理黎明期の日本
第8章……拓かれた素粒子の世界--南部・小林・益川へ
特別補遺……南部・小林・益川の寄与
終章……巨人たちが問いかけるもの
付録:さらに知りたい人のための案内
A 記念室紹介
B 読書案内
C 文献案内
D 人名・用語解説
あとがき
索引
図版出典について