古代世界の呪詛板と呪縛呪文
価格:5,940円 (消費税:540円)
ISBN978-4-87698-891-4 C3022
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2015年12月中旬
志内 一興(シナイ カズオキ)
東京都生まれ
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学 博士(文学)
中央大学他兼任講師 専攻は古代ローマ史
主要著作
『ローマ帝国と地中海文明を歩く』(共著、講談社)
『ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ』(共著、研究社)
『古代ローマ検定 公式問題集』(共著、学研パブリッシング)
目次
凡 例
略 号
はじめに
序 章
呪詛板の素材
呪詛板に記されたメッセージ
神々、精霊たち、死者の霊魂
人形、髪の毛、釘——呪詛板の付属品
小像の利用
頭髪と衣服の利用
丸める、折りたたむ、釘で封をする
呪詛板の安置
呪詛板の追求する効果
呪詛板は効果があったのか
呪詛板と法律との関係
「魔術」と「宗教」
ギリシア・ローマ時代以前および以後における呪詛
第1章 競技呪詛板——劇場や競走場で
史料の解説と翻訳(№1〜17)
第2章 性愛の呪詛板——セックス、愛、そして結婚
史料の解説と翻訳(№18〜36)
第3章 訴訟・政争——「法廷で舌が麻痺しますように!」
史料の解説と翻訳(№37〜59)
第4章 ビジネス、商店、酒場での呪詛板
史料の解説と翻訳(№60〜82)
第5章 正義と復讐を求める嘆願呪詛板
史料の解説と翻訳(№83〜101)
第6章 その他の呪詛板
史料の解説と翻訳(№102〜118)
第7章 護符、解毒呪文、対抗呪文
史料の解説と翻訳(№119〜134)
第8章 文学史料、碑文史料の証言
史料の解説と翻訳(№135〜168)
特殊用語解説
訳者あとがき
本文注
索 引