西洋古典叢書
秘史
四六判変型 320ページ 上製
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-87698-914-0 C1322
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2015年12月中旬
価格:3,740円 (消費税:340円)
ISBN978-4-87698-914-0 C1322
奥付の初版発行年月:2015年12月 / 発売日:2015年12月中旬
内容紹介
著者は後6世紀ビザンツ帝国の属州に生まれ、時の皇帝ユスティニアノス1世の名将ベリサリオスに仕えた、当代随一の教養人。正史とも言える主著『戦史』の裏面をなす本書は、自ら実見した皇帝と妃テオドラ、将軍と妻アントニナらの悪行を暴露したもの。虚実ない交ぜで史料としての扱いには慎重を要するが、読み物としては無類に面白い。生前は私的な配布に留まり、公刊されることがなかった。
著者プロフィール
和田 廣(ワダ ヒロシ)
筑波大学名誉教授
1940年 東京都生まれ
1970年 ケルン大学哲学部史学科(ローマ史、ビザンツ史専攻)卒業。哲学博士
ケルン大学哲学部史学科助手、浜松医科大学助教授、東洋英和女学院短期大学教授、筑波大学歴史・人類学系教授等を経て、2004年退官
主な著訳書
「ビザンツ帝国論」(『岩波講座 世界歴史8』所収、岩波書店)
「聖なる皇帝と異端─ビザンツ」(『岩波講座 天皇と王権を考える4』所収、岩波書店)
『史料が語るビザンツ世界』(山川出版社)
『聖母マリア讃詞集』(共訳、岩波書店)
G・オストロゴルスキー『ビザンツ帝国史』(恒文社)
目次
内容目次
秘 史
補 註
関連地図
解 説
あとがき
固有名詞索引/ビザンツ歴史家名鑑/年表